早春…
アメマスの釣果を上げ、そろそろ次のターゲットへと頭を切り替えていく…
狙うは…
海から遡上してきた…ニジマス…
スチールヘッドだ…
もしかしたら…
とんでもないヤツが…
入ってきているかもしれない…
可能性はやはり低いのだが…
100%居ない…訳ではない…
そこが気になるところでもある…
そして、ニジマスの川へと向かった…
あちこちと走り回る事はせずに、ポイントは1ヶ所…
そこでの反応を見てみたい…
今日は、フライフィッシングで挑む…
この時期、瀬の頭についているのか、どの位置に定位しているのか…
以前、元旦に尻別川にて瀬頭からニジマスが出た事がある…
近所の川でもやはり瀬頭から、ブラウントラウト、アメマスが出た事もある…
楽しみだ…
その前に、そもそも居るのか…?
使用するタックルは、いつもの大物用シングルハンドロッド、トーマス&トーマスの#9に、コマンドヘッドの325グレイン、TYPE3のシンクティップ…フライはマラブーのストリーマー…
微かな可能性を信じてキャスト開始…
数投してみたが…
スイングをしているだけでは何の反応も無かった…
いつも通り、安定の厳しさだ…
次はスイング終わりに少しだけ引っ張ってみる…
クンッ…
クンックンッ…
クンッ⁈
グンッ‼️ グングングングン‼️
やっと口を使った…
まだ大きくは無いが、パワーとスピードが違う…
おそらくこの個体も海を経由してきているのだろう…
綺麗な色をしている…
痩せてもいない…
この姿、形からは越冬の苦労が見えてこない…
この川で越冬する居着きの個体は錆が入り、痩せていて、ファイトもニジマスの割には、スローで重たい…
そして、斑点の入り方や、柄が全く異なる…
このような見た目だ…
レッドバンドもしっかりと入っている…
学者では無いのではっきりとした事はわからないのだが、長い事釣りをやっていると、明らかにその違いに気付かされる…
さて、本命のスチールヘッドはいるのだろうか…?
今の1本で少しは可能性が上がってきたような気はしている…
続けて探ってみる…
また、数投してみたものの…
反応が無い…
自分の中では本命ポイントだと思っていたのだが…
見事にスカした……
……いや、着水点が浅かったか?
もしかしたら…
側に隠れているのか?
だとすると、やはり入り方が浅かった事になるが…
よし、やり直しだ…
フライを側っ側に入れてスイングをかけてみる…
……
……
……
ゴソッ…
?
側のストラクチャーにフライが当たったか?
何事も無くフライはスイングを終えて帰ってきてしまった…
…
今の…ゴソッ…てやつ…何だ?
ストラクチャーの上を通しているから、カスル事は必然だが…
どうしても気になり、もう一度、同じところをスイングしてみた…
……
……
……
ゴゴッ…ゴゴッ…
⁉️
間違いない…
居る…
サイズ感は、まだ読み取れないが…
これは、間違いなく反応している…
だが、どうしたら良い?
もお2度も反応させてしまっている…
流石に3度は口を使う気がしない…
おそらくは、よっぽど動きたくないのだろう…笑
フィーディングレーンをキッチリと合わせてあげないと食わないと言っているようだ…
と、言われても…
フライは流れに乗ってスイングしてしまうしなぁ…
距離も短い、幅も狭い…
どうすれば食わせる事ができるのか…
使用フライには間違いは無いようだ…
見せる時間、食わせる”間”を長くとるしかない…
ウェーディングで一歩前へ出る…
反応の出る一点にフライが到達する前に最後のメンディングを入れてライン調整…
ロッドティップも対岸に向けたまま…
一点に到達したらフライを少しの間止めてみた…
無理かッ?
…
…
グンッ‼️
食ったぁ〜〜〜💦💦👍👍👍
無駄に暴れない… これはデカイ…
水中に突き刺さるラインが静かに動き回る…
間違いないな…デカイ…
失敗はできない…
やっと食わせたんだ…
飛び跳ねたりはしなかったが、長い長いファイトを無事に制した…
尾鰭の上下が欠けていたり、コンディションは良いとは言えなかったが…
スチールヘッドと言って良いだろう…
しかし…海から昇ってきたのならまだまだ肥えていても良いのだが…
昇ってきてから時間が経っているようだ…
また何か見えてきたような気がする…
おそらく、去年の釣り溢し…もしくは、最後の最後に昇ってきた数少ない1本なのだろう…
フォールラン… もしくはウィンターラン…
まだまだ現場で勉強する事はありそうだ…
なんとか目標を達成できたので、粘る事はせずに、家路についた…
最高の時間をありがとう……
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