MENU

北海道のアメマスを釣る#3

この川に通い始めたころは、どんなタイミングでも足を運んでいたが、最近ではもっぱら真冬にしか訪れなくなっている…

秋の降りアメマス…

真冬の昇りアメマスとは違い、少しシャープな体型になる…

自分の中ではニジマスシーズンが終わり、どの河川へ行こうか優柔不断になりはじめるが……

例年ならば最後の尻別川釣行でもあるのだが、今年は後志利別川が少し気になり足を運んでみた…

かなり前の話になるが、タイミングもしらず通っていた頃、メジャーなポイントでの釣果があげられず、新規開拓をこころみた…

当時はまだ河岸には木が沢山あってポイントを探すのにだいぶ苦労した…

今では全て丸裸になってしまっている…

秋の枯れ草を懸命に掻き分け、やっとの思いで狭いが竿が振れそうな場所にたどり着いた…

パッと見た感じはただただ浅い場所…

そんな印象だ…

気持ちも高ぶるわけでもない…

ただ倒木が横たわっていて、少しのヨレがあるくらいだ…

せっかく苦労してこの場所まできたんだし、数投でもしてから次のポイントを探そう…

そんな気持ちだった…

目の前の水深は30㎝もないくらい、向こう側でも膝くらいのものだ…

少し上はもうちょっと水深がありそうだと思いルアーをキャストする…

すると…

小さなアメマスがチェイスしてきた…

こんな浅い場所にもいるものなのか?

また同じポイントにキャスト…

すると…

次はもう少しまともなアメマスがチェイスした…

?…

もしかして、ここ、溜まってるのか?

こんな場所に?

その2匹は釣れなかった…

そろそろ移動しようと思い、最後に横たわる倒木の奥へ適当にキャストした…

すると…

何かがチェイスしてきた!!………

巨大なアメマスだ!!

巨大も巨大!!メーターはありそうな奴だ……

まてまて、そんな奴がいる訳が無い…

一瞬息が止まった…

手足も震えて腰が抜けている…

やばい…見てはいけない者を見てしまったのか…

距離は3メートルもない…

足元2メートルを切って更にチェイス!!

デカい口を開いてルアーに食いつこうとしている!

夢か幻か…体は硬直状態、呼吸も最小限に息を殺して、2投目…

また来た!!

またデカい口を開けてルアーの後ろ2㎝切った!食うぞっ‼️

……が、距離がもう無い……

ピックアップしてしまった…

失敗だ…………

その後はなんの反応も得られないままその日を終えた…

しかし巨大だった…

釣った魚を水から半分だして計測した見た目や、リリースした時のサイズ感…

ナナマル、ハチマルなら何度も見てきている…

そのどれもが当てはまらない規格外の大きさだった…

この個体は昇りの80.5㎝だったが、その時見たアメマスは遥かにデカかった…これはまた、別のお話…

謙虚に見積もっても90台は確実…

ロシアの巨大クンジャ…あれほどの太さは無かったが…

ヤバいサイズなのは間違いない…

そんな記憶がまだ頭の中にあった事もあり、今年は後志利別川に通う事になりそうだ…

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

北海道でビックトラウトをルアーフィッシング、フライフィッシングで狙い、いつかはワールドクラスを追い続ける釣り師の記録です。

コメント

コメントする

目次