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北海道のイトウ釣り…#2 ルアーフィッシング

この季節になると…何やら感が騒ぎだす…

遠征に行けば降りアメマスが楽しめると言うのに…

全く遠征には行かなくなる…

近所の汚いと言われている川に入り浸る…

自分にとっては、遥かに大きな存在の魚種…イトウだ…

この川も昔とは違い、イトウの個体数は非常に少ない…

自分がルアーフィッシングを始めた頃は、まだ少しは目撃できていた…それでも既に少なかったと思う…

10年以上通っても釣れないアングラーもいるほどだ…

そんなイトウを狙って釣る…

釣れた……ではなく。

狙って釣った。だ。

この川に通い始めた頃、2〜3回、大きなイトウが掛かった事があった…

残念ながら、まだ経験も技術も無かった為に、ラインブレイクとなってしまったが…

もし釣り上げたとしても、それは釣れた。だ…。

狙ってもいないのに、たまたま喰らい付いたのがイトウだった…そんなところだ…

しかし、自分が投げたルアーにイトウが食ってきた事実…イトウはルアーで釣れるとわかった…

それからと言うもの、イトウを狙って釣る。に意識が変わっていった…

そしてついに念願のイトウを釣り上げる事に成功した…

その第一本目がこれだ…

当時のデータは無く、古いアルバムから引っ張り出した…笑

狙いたいポイントを数日かけて、枯れたイタドリを踏み倒し、キャスティングポイントを作っておいた…

使用したルアーは、スカジットデザインのチップミノー9㎝のSだ…

アップクロスにキャストし、軽くトゥイッチングをしてから、フォールの繰り返し…

すると、何処からともなくスゥーッ!!と下から食いついた光景は未だ鮮明に覚えている…

壮絶なファイトだった…

この時、他のトラウトとは違う、《イトウ》と言う魚の賢さを知った…

ただ体が大きいから強い…引きが強い…

そんな事では無い…

明らかに知恵があり、意識してルアーを外そうとしていた………

淡水の王と言われる訳だ…

この時、川に入り撮影したが、半歩でも下がればドン深で、焦って手を離し、イトウを逃してしまいそだったので、川の中に少し張り出した土を爪先で懸命に踏ん張っていた事を思い出す…笑

そして、別な日、別なポイントでまた、イトウを狙って釣った…

第二本目がこれだ…

昔の携帯なのでボケ過ぎているが…そのへんは勘弁してもらいたい…🙏

そこにイトウが居るのがわかっていて釣っているのではない…

常にイトウが居ると仮定し、イトウ用の誘い方でイトウを釣る…

その時、撮影してくれた先輩に…

まぐれだね…たまたまだね〜…

なんて言われた事がある…

恨んではないが…笑

その時から完全にイトウを狙って釣る!

になった…

 

 

話をもどすが、今日はそんなイトウが釣れる気がしてならなかった…

選んだポイントはその思い出の場所だ…

昔は右岸だったが、今回は左岸からのアプローチだ…

自分の立ち位置から近い範囲を探るも反応は無かったので、広範囲に探ってみる…

アップクロスで右岸のブレイクを通過させたその時!

ズゴン‼️

グングングン‼️

ジィーーーー‼️

食ったー!!

ランディングしたいが、この川は足場が高い…

周りの枯れ木やイタドリを踏み倒してなんとか川の中へ降りて無事にランディング成功…

思い出の場所で…

狙ってイトウを釣った…

興味深いのが、下顎が変形している…

イトウの研究者に写真を見せたところ、飼われていた個体の可能性があるみたいだ…

狭い中で飼われ、壁にぶつかる事を繰り返すとこのような下顎になる個体がいるようだ…

大きくはないが…自分にとってはすごく価値のある1本だ…

どうにか証拠写真を撮りたいが…このままでは写真が撮れないので…

悩んだ末に釣友の敏腕トラウティストO氏に連絡してみたところ…

二つ返事ですぐに来てくれると…

なんて気持ちの良いお方だ…ありがたい…

すぐさま駆けつけてくれ、しかも一緒に川の中に入り、写真と動画を撮ってくれた…

こう言った仲間が居て自分が生かされている…

イトウ同様に大切にしたい仲間だ…

共にイトウのリリースを見送り、その日を終えた…

 

 

最高の時間をありがとう……

 

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この記事を書いた人

北海道でビックトラウトをルアーフィッシング、フライフィッシングで狙い、いつかはワールドクラスを追い続ける釣り師の記録です。

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